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ウェディングプランナーという職業について。

Posted on 2014/01/22 by ideafeves

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今日は「ウェディングプランナー」について、
少し綴りたいと思います。

ここ最近「ウェディングプランナーになりたい。」
というご相談のメールやお問合せが数件ありました。

その内容を見たり聞いたりする中で私が感じたことを、
そして、
ウェディングプランナーという職業について、
ウェディングプランナーになるということ、
私の個人的意見と想いにはなってしまいますが、
ここに書かせて頂こうと思います。

私が感じた「違和感」について。

誰もが声を揃えて言う、
ウェディングプランナーという職業についての
イメージが【キツイ・厳しい】仕事、ということ。

ご相談内容としては、
—どうしたらウェディングプランナーになれるか?
—資格をとればなれるか?

—どのくらいキツイか?
—厳しい仕事だと分かっているけれどなりたい。

もちろん、人を幸せにする仕事に就きたいと
仰る方もいます。いえ、その方が本来多いと思います。
だけれども、共通して言えるのが、
(ウェディングプランナー)=(厳しい(きつい)仕事)
という印象があることは確かだということ。

私は大学在学中にウェディングプランナーのアルバイトを始め、
社会人になりそのままウェディングプランナーという道を選び、
今に至ります。社会人人生、ウェディングプランナーという
職業しか知らないと言っても過言ではありません。
だから、社会を知っているかと問われると、
偉そうなことは全く言えず、その世界しか知らない。

だからこそ、ウェディングプランナーという
職業について、またこれから社会に出る上で
「ウェディングプランナーになる」という
選択肢のある学生さんに、是非少しでも感じて
もらえることができればとても嬉しく思います。

ウェディングプランナーという職業は、
とても責任ある仕事だけれど、
決して " キツイ・キビシイだけの仕事では無い"
ということを。

私がこの仕事に就いたその昔、
この仕事が「どれだけやりがいのある仕事か」
ということを常に教えられていました。
なんなら、他の職業と比べながら、
「あんなやりがいの無い仕事につくなんて勿体ない!!!」
とまで、他の職業を馬鹿にしながら・・。
ヒドイな・・と思ったものです。笑
それほど先輩方はこの仕事を誇りに思っていました。

だからきっと私はそれを信じて、
その先輩達を目標に、私もいつか、少しでも早く、
職業を聞かれた時に「ウェディングプランナーです!」
と、胸を張って言えるようになりたかった。

毎日がむしゃらでした。
まだまだ「ウェディングプランナー」という言葉が
この日本に浸透していなかった時代。
胸を張って言いたかったけれど、
実際言ったところで「どういう仕事?」と、
よく聞かれたものです。笑

20歳だった私が、社会を知らず飛び込んだ世界。

このお仕事は本当に「責任」の重い仕事ではあります。
もともとは私も向いていたわけではないかもしれない。
だけれども先輩方が根気よく、諦めずに育ててくれたから
今の私があります。その分、私も努力したと、
それだけは胸を張って言えます。

とても厳しい上司に、毎日怒られないようにと必死でした。
覚えることも山ほどあって、これが社会なのか?!と、
泣きたくなるような毎日を送っていた記憶があります。
土日、婚礼のある日はごはんを食べる時間も無く、
お水を飲むこともタイミングが分かりませんでした。

だけど「それが社会人」なのだと、
当たり前にそう思っていました。
今でもそれは間違っていないと思います。
どんな職業であれ、社会人になるということは
そういうこと。ただただそう思っていたと思います。
どんな仕事にも厳しいこともあり、楽しいこともある。

私は正直、大学生の頃、卒業して働く気なんて
これっぽっちも無かったのです。笑
今となってはあり得ない恥ずかしい話ですが、
大学3年生の冬まで仕事についてなんて考えたことも
ありませんでした。卒業したら1年くらいバイトして、
そして23歳くらいになったら結婚する。
本気でそう思っていました。
(違う意味で恥ずかしい・・笑)

当時の私を知る旧友や家族などは、
今でもたまに思い出し、同一人物に思えないようです。

それが、この世界に入ってしまったことが全ての始まりでした。
ウェディングプランナーという職業に魅せられたのです。
どちらかというと、活き活きと働く先輩方が、
キラキラ眩しかったのです。
ただただ、自分もそうなりたいと思いました。

何度も言いますが、恐くて仕方がなかった上司には、
宛名一つとっても「もっと綺麗に書きなさい。」と、
何度も書き直さされました。電話の対応ひとつとっても、
「さっきの言葉遣いは何?!」と、いちいち怒られました。
今思えば、こんなに教育してくれる人はいません。

仲良い先輩には怒られることは無いものの、
良い事は良い、ダメなことはダメ、
きちんと教えられたから今があります。
ときにはお酒もおしえられ、高級フレンチも、
ちゃんと息抜きをすることさえも教えられました。

—ウェディングプランナーという仕事について—

本当に幸せな仕事だと思います。
ウェディングプランナーになって(恐らく)4年目になった頃、
私は世界一素晴らしい、素敵な仕事だ!!と、感じました。
毎日思っていました。毎日楽しくて仕方がありませんでした。
遅くまで働きもしました。が、楽しくて仕方ありませんでした。

がむしゃらに働いていただけの頃と違って、
自分自身、すこしずつ自信もついてきて、
余裕も出て来たのだと思います。
なによりお客様とお話することが楽しくて楽しくて
仕方ありませんでした。もちろん辛いこともありました。
だけど、お客様との打合せの時間が癒しの時間だと
感じるようになりました。
お仕事なのに「癒し」とは良いことなのかどうかは
分かりません。。だけれど、癒しであり学びの場だと
しっかりと感じることが出来るくらい大人にはなっていました。

大切なことを沢山教わりました。
沢山のお客様から。
仕事の基本は先輩方に教わりましたが、
それからは全てお客様に学ばせて頂き、育てて頂いて、
今があるのだと思います。
そしてそのお客様であるご新郎ご新婦から結婚式当日、
「ありがとうございました!!」と言ってもらえる仕事。

こんな幸せなこと、こんな幸せな仕事は無い!!!
と、本気で思いました。

私は、これがウェディングプランナーという
職業なのだと思います。

実際、今は「どれだけ厳しい仕事か。」ということを
話す企業があるのも現実です。
私はそれがとても悲しく感じます。
会社説明会や面接でそう説明されていたりするということは、
その方々自身が、私と同じくらいの「幸せな経験」は
出来ていないのかもしれない。

私があの時感じた「世界一幸せな仕事だ!!」という気持ちを、
是非沢山の人に感じてもらいたい。
もちろん今でもその気持ちは変わりません。

最後に逆を言うようですが、
もちろん、沢山学ばなければなりません。
その努力は必要です。

今、ウェディングプランナーになりたいと思っている方へ。
立派な仕事では決して無いと思います。
最高に幸せな素晴らしい仕事だと思います。
今の時代、ウェディング業界に就職することも大変かもしれません。
だから、就職する為に頑張るのは必要だと思いますが、
是非、ウェディングプランナーになってから、
ウンと頑張って欲しいと思います。
沢山努力して、沢山知識をつけて、沢山学び、
沢山の方と出会い、幸せを感じて欲しいと思います。

1年や2年ではその良さを感じるのは難しいかもしれません。
私も始めからずっと今程大好きだったわけではありません。
いっぱい悩んだこともありました。

だけれど、これほどやりがいと幸せを掴める仕事は無い。
と、私は思うのです。

社会人人生のスタートが、
このウェディングプランナーという職業だった私だからこそ、
生さんへ語らなければならないのかもしれないと思いました。

改めて、
これまで出会った全ての方へ感謝を込めて。

少しお待たせしておりますが、
お便り下さった皆さまへは、順にお返事させて頂きます。

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