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あれから18年。

Posted on 2013/01/17 by ideafeves

阪神淡路大震災から18年。
当時、私は15歳でした。

中学3年生の3学期。
前日は中学最後の部活の大会がありました。
部長だった友人が、その日高熱を出しながらも
大会に出場し、終わった瞬間救急車で病院に駆け
つけましたが、 特に問題は無く自宅で安静に。。
という事で、ほっとしながら前日はとても早く、
そしてぐっすり寝ていたことを覚えています。

午前5時46分。
「ドォンッ!!」 という振動を感じて目が覚めました。
辺りは「シィ―――ン」と静まりかえっていました。
カーテンを開けて少し外を覗いてみましたが、
まだ暗い外は誰ひとり歩いておらず、
夢だったかな??と、隣の部屋で寝ている姉に向かって
「おねーちゃ〜ん。」と、呼んでみました。
返事は無くて、やっぱり夢だったんだ。
と、思っていた頃「大丈夫?!」と、
声が聞こえてきました。
私が何分もの時間に感じていた間は、
ほんの数秒くらいの出来事だったようです。
そして暫くしてから別の部屋で寝ていた母が、
「大丈夫?!?!」と、血相を変えてやってきました。

既に電気が通っていない家の中は、足の踏み場が無くて、
母は私たちの部屋に来るまでもとても時間がかかった
ようでした。だんだん外も明るくなってきた頃、、
家の中の光景に驚きました。
そして、私が外を眺めた時に何も無いと思いながらも
感じたちょっとした「違和感」は、今まであった
家の塀が全部倒れていて、外の道が見えていたこと。

その日のことは今でも鮮明に覚えています。
事の重大さがまだわからないまま、
普通ではないことはわかります。
すぐにコンビニに水を買いにいきました。
既に水が売っていなかったので、氷を買いました。

そして、どうなっているの?と思いながら、
とにかく友人たちが無事かどうか電話をしてみました。
つながらない電話に不安に思いながら、
そうこうしている間にTVが復旧した気がします。
道1本隔てて、我が家は「随分マシ」でした。
ニュースを見ていると、家のすぐ側の高速道路が
折れて宙ぶらりんになっていました。

震災のど真ん中の学校に通っていた私は、
友人たちも殆どが震災の中心部に住んでいました。
仲の良い友人がひとり、3日連絡がつきませんでした。
その友人以外の皆で電話をし合いながら、
本当に本当に心配で仕方ありませんでした。

3日後、マンションの5階に住んでいたその友人は、
「窓を開けると地面があった」と電話で言いました。
無事だった友人、無くなってしまった父の友人。
多くの犠牲者を出した阪神淡路大震災。

今、私はとても幸せな毎日を過ごしています。
そんな幸せの毎日ですが、1.17で家族を亡くされた
沢山の方も今を毎日過ごしていらっしゃいます。

ウェディングプランナーになってから、
担当したお客様の中に「震災の後遺症」が、
残っていらっしゃる方もおりました。
震災でお母様が無くなられたのです。

18年経った今でもなお、
あの震災で被害に遭われ、家族を失った方、
その後遺症が残っていらっしゃる方が、
まだまだ沢山いらっしゃいます。
そして、いろいろ抱えながら頑張って生きて
いるのだと思います。

私は今、とても幸せに生きています。
震災から18年経った今朝、普通に目覚めて、
普通の1月17日を過ごします。

「普通」の毎日を過ごせることが、どんなに幸せな
ことなのかということを、また 改めて感じました。

多くの被災者の方々が、
今日も一日幸せに過ごせますように。。

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