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私が「お母さん」と呼ぶ人が、
実の母ともう一人います。

前にも書いたことがある気がしますが、
お母さんは私にとってとても大切な人であり、
大きな影響を与えてくれる人。

芦屋でギャラリーを営むお母さんは、
お父さん（ご主人）の会社が東京なので、
基本は東京住まい。今年もまた、
姉の上京に合わせてふたり一緒に
お母さんに会うことができました。

しかもあの大雪の次の日。
今年７１歳になるお母さん。
相変わらずパワフルで、派手では無いのに
半端ないオーラをしっかりと放っておられました。

夜８時半から一緒にワインを飲みながら、
まずは近況報告。それから悩み相談。笑
２年前のちょうど同じ頃、お母さんが “ 助言 ” してくれた、
忘れられない話があります。

「若い頃は借金をしてでも、本物に沢山触れ合いなさい。
お金がかかっても必要と思う事には惜しまずに、今の
うちに沢山勉強しなさい。まだまだ若いのだから、何
でもできる。私もあと10年若かったら外国語ももっと
勉強して、パソコンももっと学んでもっともっと沢山
勉強をして、いろんなことにチャレンジするわよ。

ただ、もうこんな歳だからパソコンより読書を選ぶだけ。
‘らく’して楽しく過ごして１０年経った時に今と同じ状況
のままなのも、少しずつでもお勉強して、例えば片言でも
英語や中国語が話せるようになっていたり、好きな仕事を
しっかり続けて自分で何かを確立出来ている１０年後では、
その時の充実感は何十倍も違うわよ」

私はあの時、自分がどこまでできるかは分からないけれど、
とにかくやらなきゃ、頑張らなきゃダメだと思いました。

昨年も同じ頃にお食事に連れて行って貰い、同じように
沢山話を聞いてもらい、そして「これでもかっ！」
と言うくらいの助言をしてもらいました。
思えば昨年も、力強い激励を貰って始まった１年でした。

そして今年。

最近いろいろ考えたり、悩んだりすることがありました。
お母さんが言ってくれる言葉はとても温かく、
また厳しくもあります。
厳しい意見を言われ、ビシっと指摘されながらも、
心からの優しさと愛情を感じます。

いつも必ず最後には、こう言ってくれます。

「あなたならできるわよ。あなたは絶対大丈夫！ 」

その言葉に甘えるわけではありませんが、
心から「頑張ろう！」と思えます。
人生の何十年も先輩であるお母さん。
お年を感じさせないくらい、気持ちは若く、
バイタリティ溢れる人。

今回最後に、
「何ごとにも体力が必要。とにかく常に体力を
付けておきなさい。歩きなさい。」と、言われました。

歩くことが１番だと。
私が「駅まで歩いているよ！」と自身満々に言うと、
怒られました。笑

駅まで急いで、間に合うかな〜〜とか
思いながら歩くのと、ただただ歩く時間をつくって、
いろいろ考える時間として歩くのとは大違い！
歩いているときこそ、すばらしいアイデアが
必ず思いつくから、、と。

「ベートーベンも毎日歩いて、いつも歩いている時に
あの沢山の素晴らしい作品が 出来上がったと言うでしょ♪」と。

・・・ベートーベンと私を同じ土俵に置かれても・・・笑
と、ちょっと苦笑でしたが、仰る通り。

今年は身体の為にも仕事の為にも、自分の為に、
スニーカーを履いて歩こう！と思います。