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Our Wedding Report / part.2
Posted on 2017/05/31 by ideafeves
結婚式のコンセプトを考えた時、
私たち夫婦にとって、それは結婚式だけでなく、
普段の生活で大切にしていること、
これからも大切にしていきたいこと、
更にはこれから生まれてくる子供と共に、
私たち家族3人の約束のような、
目標のような、そんな沢山の想いを込めて。
「THREE DROPS IN THE OCEAN」
と決めました。
それと同時にもう一つのコンセプトがありました。
それは「カラー見本帖」。
真っ白な箱、真っ白なパレットに、
数え切れない色が足されていく。
合わせる色によって同じ色がどんな色にも
変化していく。
会場の色、お花の色、お料理の色、
インテリアの色、ゲストみんなの色。
当日、どれだけの色が集まって、
どんな素敵なものが完成するだろうと、
そんな楽しみを想い描いて。
「カラー見本帖のような結婚式」
14:30
ひとり、ふたりと、次から次へと
集まって来てくれました。
頑張って準備をしてきた結婚式、
全てのゲストが100%楽しんで帰ってくれたかは、
正直わかりません。
自己満足の部分も沢山あったと思います。
けれど、いつもお客様の結婚式でも思うのは、
新郎新婦である本人たちが心から楽しむことが、
おもてなしの一つになる。
いつも感じる想いを信じて、
私は、私たちが楽しむことと、
皆がそれぞれ、何か想い出を作れるような、
そんな結婚式になればという願いを込めて。
写真には全て残っていないけれど、
みんないろんなプレゼントを持って、
お祝いに駆けつけてくれました。
可愛い可愛い大好きな子たちです♡
司会を務めてくれたのは、
大切な大切な友人の奥野加奈さん。
彼女の言葉一つで、前を向くことができる。
私にとって、とても大きな存在の人。
何年、何十年先も、きっと私は彼女を
頼りにし続けるだろうな。
何があっても話をするだけで、
スーッと心が晴れる。
友人でありながら、
人として本当に尊敬している人。
聞きなれた彼女の声を、
自分がメインテーブルに座って聞くことが、
とても不思議で、そして、ただただ安心できました。
気持ちの良い秋晴れの空の下。
たくさんのゲストに迎えられ、
笑いの絶えない、楽しい楽しい
Opening Ceremonyとなりました。
私たちの結婚式は、たくさんの特別がありましたが、
その中でも特に欠かせなかったこと。
新郎である主人が大学生の頃から
とてもお世話になっている、
アーティストの榎 忠さん。
その代表作のひとつである大砲。
私たちの結婚の報告をした時から、
「結婚式で祝砲するからね」と言って下さって、
私もこの日をとても楽しみにしていました。
ゲストの中にはきっと、
私たちより忠さんの祝砲を楽しみにしていた人も
いたことでしょう。笑
それはパーティーの開宴にふさわしく、
とても華やかでみんなが一体になれた
楽しくとても素敵な瞬間でした。
祝砲で飛んできたお花は、
子供たちがきれいに掃除してくれました^^
日本各地、また海外からも沢山のゲストが
集まってくれました。
私たちはもちろん、ゲスト同士もこの場所で、
数年ぶりの再会の人たちもいて、
みんな懐かしい顔が見れたり、
久しぶりに話せたり、
結婚式にはそんな楽しみもあるから、
見ているほうもとても嬉しい。
私たちの結婚指輪を作ってくれた、
atelier elの岡本ご夫妻。
写真にちゃんと収められなかったけれど、
ドレスに合わせ、選んでもらったアクセサリーは、
奥様がご自身の結婚式のために作られた特別なピアス。
機械を使わず手でひとつひとつ、
丁寧に作り上げるelさんのアクセサリーは、
本当に美しくて繊細で、
世界にたったひとつだけのそれを
身につけるだけで、
とても幸せな気持ちになれます。
そしてお料理は、
今回2つのレストランに
ケータリングをお願いしました。
ひとつは苦楽園にお店を構える
「エスキーナ」さん。
私たちが大好きでいつもいただくお料理を、
どうしてもみんなに食べてもらいたくて、
わがままを言って、特別に用意してもらいました。
そして、もうひとつは神戸にお店を構える
「ラルドワーズ」さん。
これまで沢山のお客様の結婚式を
一緒に作り上げてくださった柘植シェフ。
私たちのわがままなリクエストを、
とても快く、そして希望以上に素敵な
お料理を振舞ってくださいました。
本当に感謝です。
それから写真はないけれど、
この日のためだけに特製のパンを焼いてくれた
六甲のピッツェリアcalmoのオーナーで友人の濱さん。
お料理に合わせて、どうしても食べたかったピザ生地のパン。
いつもわがまま聞いてくれる数少ない親友。
そして、そのパンやお料理に合わせて、
つけて食べてほしくて用意をしてもらった、
オリーブオイルとお塩。
六甲にあるとても素敵で洗練されたお店、
juuriさんにオープンされる前なのに
無理を言って取り寄せてもらいました。
ギャラリーならではの、できること。
真っ白な壁に、一皿一皿、
お料理が出てくるごとに、
メニューを描いてもらいました。
私がNYに住んでいた頃、よく行っていた
二人が大好きなレストラン。
そこにはメニューがなくて、
席に座るとスタッフが紙のテーブルクロスに
サラサラとメニューを書いて説明してくれる、
とてもファンキーで楽しいお店がありました。
そこは、みんなが笑顔になれる素敵なお店。
今回はテーブルの代わりに、壁を使って大胆に。
子供たちがたくさん参加してくれた今回、
キッズルームを用意しました。
そして、モンテッソーリ教室「ひづきの森」を
主宰する友人の藤原愉美さんに来ていただいて、
パーティー中、子供たちをお任せしました。
大人たちはゆっくりお食事を楽しめるように。
子供たちはみんなで楽しくごはんを食べて、
遊んだりお勉強したり。
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遡ること4年ほど前、
元々はお客様のご友人でその結婚式の
演奏をしてくださった「水瓶 mizugame」さん。
とても素敵な歌声と、二人の人柄に惚れて、
一気にファンになり、その後もご縁が繋がり、
私たちの結婚式唯一の演出として、
ライブをお願いしました。
涙もろいお年頃?
私の友人たちは、その歌声に号泣していました。笑
そして、トリはこの方。
私の両親が、何年も前から、
楽しみに楽しみにしていた南京玉すだれ。
一人二役、
嫌だと言いながら、本気でやってくれた、
素晴らしく盛り上がった南京玉すだれ。
「あ、さて♪」
新郎側のゲストも、子供たちも、
この日を境に合言葉になったよう。
最後まで笑いの絶えない、
楽しく、幸せなパーティーでした。
ウェディングプランナーというものを仕事にしている
私にとって、とても身近な結婚式。
これまで携わらせていただいた沢山のお客様の
結婚式も、それぞれドラマがあり、
全く同じ結婚式は存在しない。
だけれどみんな共通して言えることは、
結婚式は人を幸せにする。
そして、私たちがもらった幸せは、
想像もできなかった大きな大きなものでした。
横浜からわざわざ来てくれたヨンスンさん。
以前、ウェディングプランナーだった彼女の
結婚式を担当させてもらった元々はお客様。
そして今はフリーランスウェディングプランナー
として活動する彼女に、当日の担当をお願いしました。
遠くから本当にありがとう。
音響を担当してくれた文章さん。
とても寡黙な方だけど、ある時のウェディングで、
とても新郎新婦のことを思ってくれている方だと
気づいたのは出会ってから2年以上が経ってからでした。
翌朝目が覚めて、
勝手に涙が出てくるくらい、
夢のような素敵な素敵な1日でした。
いろんなことを回想し、
沢山の人に協力してもらい、助けてもらい、
叶えられた結婚式。
私たちは周りの人に恵まれて、
今生かされている。
本当にそう思います。
そして、この人。
私にとって夢が一つ叶った日。
出会ってからもう15年近く、
こんなにも同じ気持ちでウェディングに向き合えて、
なんでも相談できる大切な友人はなかなか出会えない。
と、いつも心から感じ、二人三脚のように
支えてくれてきた大切な友人であり仲間であるおかっち。
結婚式のヘアメイクをしてもらえる日がくるなんて、
本当に幸せでした。
心からありがとう♡
翌日、ひとつひとつバラされていく風景を眺めながら、
たった1日だけのためのもの。
それが結婚式だとしみじみ感じながら、
幸せの余韻に浸りました。
そしてまた、久しぶりに沢山の写真を眺め、
あの時の幸せな気持ちを思い返して、
余韻に浸っています。
最後に、
ここに映るすべての写真を撮影してくれた、
エスマーレの山本 拓さん。
山本さんもまた、お客様のご縁で
出会うことができた一人です。
ウェディングプランナーとフォトグラファー、
役割は違うけれど、お客様への想いは同じだと、
心から思える人。
幸せだった結婚式のすべての思い出を
山本さんの手で記録に収めてもらい、
そしてそれを見返してはまた幸せになれる。
私たち夫婦にとって、
山本さんに撮ってもらった沢山の写真たちは、
きっと何年経っても大切な宝物です。
そして、まだまだここに書ききれなかった
全ての方に感謝の気持ちを込めて。
ありがとうございました。
2017/5/31
IDEA FEVES 菅田 貴子
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Our Wedding Report / part.1
Posted on 2017/05/30 by ideafeves
2016年10月29日(土)
とても気持ちの良い秋晴れの日、
結婚式を挙げました。
あれから半年と少しの月日を経て、
先日、アルバムが届きました。
一枚一枚、写真を見返すたびに
幸せだった1日の感動が今でも蘇ります。
とてもお恥ずかしいですが、
私自身の結婚式のことを、
素晴らしい結婚式を作り上げてくれた
沢山の仲間たちへ、
私からのお礼の気持ちを込めて、
このブログに綴らせてもらいたいと思います。
山ほどある写真の中からここにどれを
載せるかを決めるのにも、
随分時間がかかりました。
どの写真にも本当に想い出があって、
私にとってはとても大切な1枚1枚。
きっとここでは伝えきれないことが沢山ですが、
私の幸せだった1日の記録として、
選んでみました。
沢山の友人たちの力を借りて、
私たち夫婦の夢が叶った結婚式でした。
コンセプトは、
『THREE DROPS IN THE OCEAN 』
結婚式をするにあたり、
私たちが会場として選んだ場所は、
海の見える、元々は倉庫だった空間で、
今は現代アートギャラリーとして使われている場所。
全てが真っ白な大きな空間を、
沢山の人によって少しずつ色を加えてもらい、
出来上がったその空間は、
想像をはるかに超える素晴らしい景色でした。
「たった1日のために」
それが結婚式だということを、
改めて実感したのは、
結婚式が終えた翌朝でした。
全てが幸せすぎて、目覚めと同時に、
涙が止まりませんでした。笑
あぁ、
沢山の新郎新婦さんがこんな気持ちに
なられていたんだな。そうだったらいいな。
と、心から想いました。
10/28 sun
結婚式前日、
大きな箱の中に、
これまでイメージだけで考えてきた全てのものが、
沢山の力を借りて少しずつ組み立てられて行きました。
この赤い大きな橋が見えること、
それが会場の決め手の一つでもありました。
私は結婚式をしようと思った時、唯一のこだわりが、
信頼できる大好きな人(仲間)たちに、お願いすること。
10月という忙しい時期に、沢山の仲間が私たちのために、
色々な場所から駆けつけてくれました。
パーティー会場のメイン装飾を手がけてくれたのは、
NENOUWASAの櫻田さん。
私はフリーランスプランナーになってから、
沢山の素晴らしい人と出会いました。
さくちゃんはその中でもとても大きな存在の一人。
一つの結婚式を作り上げる上で、役割はそれぞれ違うけれど、
常に思いや目標が同じだと思える人。
彼の作る作品は、当日にならないとわからない。笑
だからこそ面白く、そして楽しみで仕方ありませんでした。
当日、出来上がったものを見たときは、圧巻でした。
そして、今回の私たちの結婚式は、
この人がいなくては成り立たなかった。
Kamigotoの渡邊 絢さん。
今回の結婚式に関わる、殆どのものを
製作してもらいました。
そして、当日も自由に描いてもらいました。
お願いをしたというよりは、
彼女と私たちの3人で準備をしてきた
結婚式のようなもの。
Three drops in the ocean
本当はお腹にいる子供とのThreeでしたが、
彼女とのことでもあったように思います。
そしてc photographicのクリスさん。
クリスさんもお客様のご縁で出会った一人。
はじめてその映像を見たときは、
知らない新郎新婦さんの結婚式の映像なのに
自然に涙が出たほど、素晴らしいものでした。
そして、これまで沢山のお客様の映像を
撮影してくれて、いっぱい楽しい結婚式を
一緒に見てきた人。
今は東京を拠点に活動をしているので、
なかなか関西には来れないけれど、
「特別だから。」と、駆けつけてくれました。
その映像は言うまでもなく、素晴らしくて、
何回、何十回見ても、その日が蘇ってきます。
私たち夫婦、そして家族みんなの宝物。
そして、会場装飾やテーブル装花、
ブーケ、他全ての装花を担当してくれたのは、
RIRINONOの麗子さん。
私たち夫婦が愛してやまない人♡
今回、私がリクエストしたのは、
「食卓を彩るお花」
私の好みをとてもよく知っていてくれる
麗子さんだからこそ、お花は殆どお任せで、
私も当日をとても楽しみにしていました。
出来上がった会場装飾は、
もう想像以上に心踊る、素敵な空間でした。
個人的にとても嬉しい1枚。
出来上がった会場は、ふたりが相談を重ねてきたかのように、
とても融和されていて、素晴らしい空間に。
感謝しかありません。
前日、前々日からみんな自分の事のように、
心を込めて準備をしてくれました。
そのおかげで、私は安心して当日を迎えることができました。
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10/29 sat
パーティー当日。
きっと私たちだけでなく、
沢山の人が緊張し、そして楽しみにしてくれていたことと思います。
結婚式は、ウェディングプランナーだけでは作り上げられない。
沢山の力が集まって、そのみんなが一つになって大きな力になる。
私はウェディングプランナーというお仕事をさせてもらい、
お客様の窓口として沢山打ち合わせを重ね、想いを形にする
お役目をさせてもらっていますが、それを下で支えてくれる人がいて、
はじめて夢を形にすることができます。
自分自身がその主役になり、
改めてウェディングプランナーという役割の大切さも
再認識させてもらいました。
会場コーディネートでこだわった一つが、
オリジナルのナフキンです。
色がとても綺麗なネイビーのリトアニアリネンの生地。
この日のために友人が100枚以上も縫ってくれました。
パーティーが終えた後は、
持ち帰ってもらえるように。
子供達にも。
赤ちゃんには、同じ生地でビブを用意しました。
そして、ウェルカムスイーツを作ってくれたのは、
COCOROのいくちゃん。
彼女の作るお菓子は、本当に美味しくて美しくて、
いつ食べても、何を食べても幸せになるものばかり。
そんな彼女にわがままを言って、
オリジナルのスイーツを作ってもらいました。
とても贅沢で、とても幸せでした。
それと合わせて、
ウェルカムドリンクとして用意した、
フルーツシロップ。主人作。
私はフルーツを(少しだけ)カットしました。笑
全ての準備を自分たちでしなければならない
会場だからこそできることの一つに、
こういった自由があると思います。
これは、私がお客様のプロデュースをする際にも
とても大切にしていることの一つです。
集まって下さったゲストが、挙式が始まるまで、
また披露宴が始まるまでの時間さえも楽しめるように。
そんな思いを込めて、
私たちはウェイティングルームに
色々なものを詰め込みました。
前日や前々日、
準備が終わらず徹夜をしてしまう
新郎新婦さんの気持ちが嫌という程、
肌で感じたラスト1週間でした。
それだけは避けたくて頑張っていたので、
徹夜こそしなかったものの、
1年以上も前から準備をして来たつもりでも、
最後の最後までやることてんこ盛り。
「早く寝てくださいね!
夜は塩分控えめに!
朝ごはんはしっかり食べてくださいね!」
なんて、いつも偉そうに言っていた私ですが、
これからは少し声が小さくなりそうです。笑
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そして、結婚式を考えた時、
きっと殆どの花嫁さまが一番楽しみにするもの。
それはきっと、ウェディングドレスなのではないでしょうか。
そして私も例に漏れず、それはそれは楽しみで仕方ありませんでした。
ただ、私の場合「選ぶ」ではなく「選んでもらう」こと。
ドレスショップ「ポエティカ」のオーナーである、
矢野さんに選んでもらう1着を着ること。
遡ることもう15年以上前、
店内に美しいウェディングドレスがたった1着、
外から見えるようにディスプレイされているお店がありました。
当時大学生だった私には、それはもうキラキラ輝いて見え、
いつもそのお店の前を通るたび、恥ずかしさも忘れて
ガラス越しにへばりついて眺めていたことを、
ついこの前のことのように覚えています。
それが今の「ポエティカ」さん。
今思うと、私がウェディングの世界に魅了され、
この仕事に就くきっかけになっていたのだと思います。
あれから月日が流れ、
今こうして一緒にお仕事をさせてもらえていることは、
本当に幸せなことだとつくづく感じます。
結婚式当日、
私は既に妊娠8ヶ月目になっていました。
そんなお腹の大きな私に、
普通の妊婦さんが選ばない(選べない)ような、
体にフィットしたスレンダーなドレスを、
大胆にカットして仕立て直してくださって、
とても素敵な1着を纏うことができました。
本当に幸せな1日でした。
美しいもの、本物を、
見たり触れたり、
身につけたりするだけで、
人は笑顔になり、
心満たされ、
そして自然と凛とした気持ちになります。
改めて、
結婚式という特別な日に身につける
1着のドレスの大切さ、大きな力を、
身をもって感じることができました。
続く。→ Part.2
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