BLOGブログ
KEICO & COTA WEDDING
Posted on 2023/03/05 by ideafeves
あの日から1年が経ちました。
おふたりと過ごした時間はあまりにも長くて、
その分思い出も数えきれず。
だから何から綴れば良いのかわからず、
何度かチャレンジしながら選びきれなかった
お二人の結婚式の写真の数々。
ここまで月日が経ってしまったので、
どうせならと1年目の記念となるときに
ここに想い出を綴れたらと考えていました。
お二人の最初のご結婚式の予定日は
2020年6月5日
本当ならもう結婚式から3年近く
経っているはずだったお二人の結婚式。
招待状が出来上がり、
楽しみにしていた日がだんだん近づいてきた頃、
想像もしていなかった世の中になり
お二人も例外なく延期を余儀なくされました。
それから1年、そしてまた1年と
3度の延期を乗り越えて迎えた結婚式。
結婚式直前に何度も聞いた
「やっぱり延期します。。」と、
「迷惑をかけてごめんなさい。」という
二人からの言葉。
あの時を思い出すと今での涙が出ます。
繰り返さなければならなかった延期も
いつも笑い話に変えてくれて、
私の気持ちさえも楽にしてくれる。
とても明るくて楽しくて、素敵な二人。
2022年3月5日
結婚式の朝、
この日を迎えられたことだけで
胸いっぱいだったことを今でも思い出します。
それはそれは二人らしくて、
楽しくて賑やかで、涙いっぱいの1日でした。
1年経った今も写真からあの日の皆さんの
声や音が飛び出してきそうです。
とても素敵な1日でした。
絶対泣かないから。
泣かなければハンカチなくても大丈夫?
泣かなければメイクも落ちないよね?
と言っていた新婦Keicoさん。
入場後すぐに、声を詰まらせながら
挨拶をするCotaさんと
隣で涙いっぱいのKeicoさん。
その二人の姿を見ると、
いつも明るくて気遣いをしてくれながらも、
本当はどれだけの想いを抱えながら
ここまでやってきたんだろうと、
胸が熱くなりました。
この日を迎えられたことを
心の底から幸せに思った瞬間でした。
初めてお会いした時から
気楽に話をできる友達のような
とても気さくで明るい二人。
とにかく音楽が大好きで、
当初は打合せの日程を決めるのも
「その日はフェスです」
「その日もフェスです」
と、最優先はフェスで、
何度も打合せを断られました。笑
そんな日が今ではとても懐かしい。
今思えばお二人の結婚式は、
コロナじゃなかったらどれだけ時間が
あれば足りたかな?
3日は必要だったんじゃないかな?
と思うほど、音楽に溢れ、賑やかで、
楽しくて温かい温かい最高の1日でした。
一部と二部。
本当ならご家族、ご親族、ご友人、
全員で一つの輪になって幸せな1日を
過ごすはずだった結婚式。
結婚式を開催するにあたり、
とにかくゲストの皆さんのことを考えて
どうしたら安心して参加してもらえるだろう、
どうしたらみなさん楽しんでくれるだろう。
と、たくさん悩み、相談を重ね準備した1日。
思い描いていた結婚式からは
スケジュールも、やりたかったことも、
諦めなければいけなかったことは沢山で、
100%は叶られなかったけれど、
きっとここに集まった皆さんの力とこの一日が
そんなことを全て忘れさせてくれるような、
最高の時間が詰まっていたと想います。
お父様の手品が、
みなさんの心を更に幸せにしてくれました。
前日からお荷物搬入も準備も
沢山お手伝いして下って、
いろんなお話を聞かせてくれました。
新郎新婦はもちろんのこと、
やっぱりこの日を迎えるまで
いろんな想いで過ごされてきたご両親。
前日の準備中も当日も、
何度もお話をしてくれたお父様。
「ふたりがね、可哀想だった」
「ふたりがね、本当に大変だっただろうなと思う」
「本当に嬉しい。」
と、お話してくれました。
この日をどれだけの人がどんな気持ちで
長い間楽しみにしてこられたのだろうと
考えずにはいられないほど、
みなさんの愛の溢れる一日だったな〜と
心底思います。
二部制で開催した披露宴、
その全ての人と一緒に執り行なった挙式。
挙式でお話ししてくれたご友人方の
長い長いお話し(気持ち)が
それを物語っていました。
そして、後半のご友人方との披露宴は、
それはそれは結婚式というよりも、
本当にフェスに来たような賑やかで
大盛り上がりの楽しい時間でした。
ふたりの言葉を借りると、伝説の一日!
まさにこの言葉がピッタリな
笑いと涙溢れる忙しい一日でした。
いつもストレートに想いを伝えてくれる
とても気持ちのいい気さくなお二人で、
時には友達のような気持ちにさえしれくれる。
思いがけず長い月日をご一緒できて、
だからこそ沢山の経験を一緒にすることができて、
長い長い打合せ期間が心地良くも感じて
しまうほど、全てが幸せな時間でした。
お二人の結婚式を任せていただいたこと、
お二人に出逢えたことを心の底から幸せに思います。
やっと叶った結婚式も、
あれから1年が経つなんて夢のよう。
結婚式から丸1年の記念の今日、
改めておめでとうございます!
また1年、
二人らしく楽しい毎日を過ごしてくださいね!
またゆっくりお会いして沢山のお話をしたいな。
RYO & YAYOI WEDDING
Posted on 2021/08/26 by ideafeves
この日を迎えられたことを、
本当に嬉しく思います。
長い長い道のりでした。
一緒に準備した1年と少し、
あともう少しというところで
結婚式直前に延期を余儀なくされたこと。
そして2度目の延期で更に1年の延長を
決断されたこと。
辛さも悲しさも、そして悔しさも、
きっと私の想像以上であるはずなのに
「あと1年、菅田さんと一緒に
過ごせる日が伸びたことが嬉しいです。」
そう言ってくれたことを思い出します。
そんな言葉を伝えてくれるところが
本当にお二人らしくて、
大切な日を任せてくださったこと、
一緒に過ごせたことを 心から幸せに思います。
おふたりの結婚式のテーマは「まる」。
そこには
“ ふたりが辿ってきたこれまでと、
これから描く未来 ”
という想いが込められています。
いつも二人の間には
やさしい時間が流れていて、
穏やかでとてもあたたかくて、
そんな二人の描く未来が
私は楽しみで仕方ありません。
迎えた結婚式当日は
スタッフという立場でありながらも、
なんだか待ちわびた家族の結婚式を
やっと迎えられたような気持ちで、
胸が熱くなりました。
初夏の陽射しが差し込む
あたたかい やさしい一日でした。
大学一年生の時からのお付き合いで
もう10年にもなるというおふたり。
長い年月を一緒に過ごし、
お互いを知り尽くしていながらも
いつも初々しくて、
仲の良い本当にお似合いの
RYOさんとYAYOIさん。
お二人とも長い準備期間を経て
やっとの想いで迎えた当日。
ファーストミートに私もドキドキしました。
準備期間中の1ヶ月間、
デザイナーのkamigotoさんの指示で
毎日描き続けた◯。
それが形となって、
SAVE THE DATE(写真下左)から始まり
2回分の招待状がゲストの皆さまの手元に
届けられました。
ご親族との結婚式
ご友人との結婚式
二部制で行われたお二人の大切な一日。
お二人の結婚式は、
派手な演出や余興などははじめから
一切考えてなく、ただただ大切な方々と
ゆっくりお食事を囲み、一緒にその日を
過ごしたいとご準備を進められていました。
その中でもふたりが一生懸命
時間をかけて準備してこられた
数々のペーパーアイテムや、
ゲスト一人一人に選びご用意した
ギフトや、コーディネートなど。
更には、
「結婚式で何かは自分の文字で…」と、
文字を整えるお稽古にも通い、
とても楽しみながらも時間をかけて、
結婚式のご準備を進めていたYAYOIさん。
想い描いていた通りの一日であったなら
嬉しいなと思います。
長い準備期間を一緒に過ごした分、
お二人のことやご家族のこと、
それぞれの仕事や趣味、
日々のお食事の話など
本当にいろいろなお話をしました。
お二人のことを知り、
ご家族やご親族のことを知り、
その上で迎える当日は
はじめましてのご両親やご兄弟、
そして従姉妹さんまでもが
前から知っていたかのような気さえして、
お会いできたことだけでも
嬉しい気持ちになりました。
そして一昨年の秋に前撮り撮影で
一日ご一緒したYAYOIさんのご両親とは、
待ちに待った再会ができたことが
本当に本当に嬉しかったです。
挙式で号泣されたRYOさん。
その涙がとても素敵で、
心温まるお式になったことは
この場にいた全ての方が
感じられたことと思います。
YAYOIさんが一目惚れされて
購入したというヴェール。
ずっとずっとご自宅で温めていたうちの一つ。
ドレスはもちろん、
とてもよくお似合いで
本当に可愛かった♡
–
いつも気持ちをまっすぐに
言葉で伝えてくれるふたり。
パーティー中も
一皿一皿お料理が出てくるたびに
こんな嬉しそうな満面の笑顔で
喜んでいて、それをみている方が
幸せな気持ちになりました。
この日お料理を手掛けてくれた
MAHO-ROBAさんも
テーマの「まる」にちなんだ
お料理の数々をご用意してくれて、
いつも以上に美味しそうで、
見た目も楽しませてもらえました♪
お色直しで着用されたカラードレスは、
YAYOIさんのお祖母様のもの。
美容関係のお仕事を営んで
いらっしゃったお祖母様が、
大切に保管されていたドレスの中から
「これを着なさい」と選んでくれたという1着。
打合せ期間中、幾度となくお話を伺っていた
とても大きな存在だというお祖母様。
今回参加が叶わなかったけれど、
きっとこの日をずっと想い描いて
いらっしゃったんだろうなと想像すると、
胸が熱くなります。
私もお会いしてみたかったな。
パーティーのラストに、
YAYOIさんだけでなくRYOさんから
ご両親へ向けてのお手紙も読まれました。
お手紙は花嫁が読むもの。
そんなことが日本の結婚式では
しきたりのように当たり前のように
なっているけれど、
ご両親への感謝の気持ちを言葉で
伝えるのにルールなんてなければ、
お手紙をもらって嬉しくない
ご両親なんていない。
私はいつも全てのご新郎が
お手紙を読めばいいのにと思うのです。
もちろんお手紙でなくても言葉で伝える
だけでもなんでもいい。
RYOさんにはRYOさんの、
YAYOIさんにはYAYOIさんの、
それぞれご家族との大切な思い出や
沢山の記憶と共に、ご両親への感謝の
気持ちが伝えられました。
とてもとても嬉しかったと思います。
こうして綴りながらも、
お二人のお手紙を思い出しながら
涙が出てきます。
私も親になってから感じるのですが、
どれだけ一生懸命育てても
それが正解かどうかもわからない。
どんな風に大きくなるのか、
どんなお友達ができるのか、
どんな人と巡り合うのか。
どれだけ大切に育てているつもりでも、
子供の人生は子供のものだから、
少し大きくなってからは見守るしかない。
まだまだ我が子は小さいけれど、
いつの日か大きくなる頃には
離れていくんだろうと想像します。
我が子が人に愛される人であればいいなと、
やさしい人になってくれたらいいなと、
大きな怪我や病気をしないでいてくれたら
それだけでいいと思いつつも
欲は考え出したらキリがない。
それでも、我が子がお二人みたいに
優しく育ってくれたらいいなと思います。
RYOさんとYAYOIさんのように
温かい心を持った大人になってくれたらと。
ご両親にとっては自慢の息子と娘であり、
素敵なご両親だからこそのことなんだと
つくづく感じました。
機会があれば、またご家族の皆さんにも会いたいです。
穏やかでとても温かいパーティーでした。
ご親族とのご結婚式が終えて、
第二部のご友人とのウェディングパーティー
が続きました。
同じ場所、同じ空間でありながらも
少しずつコーディネートも変えて、
ご友人の皆さんが楽しめるようにと
考え準備した遊びもたくさん。
約2年半あたためてきた1日が終わりました。
この日のためにたくさんたくさん準備をして
迎えた一日。
長い長い一日が、きっとお二人にとっては
数時間、数十分のことのように
あっという間だったはず。
想像していた一日だったりいいなと、
想像いていた以上の一日になっていたら
いいなと心から願います。
お二人にとっての2年半という歳月を
一緒に過ごすことができたこと、
その間にお二人の人柄に触れ、
たくさん癒してもらいました。
思えばはじめましての頃、
ご親族のご結婚披露宴は別の場所で
既に決まっていてご友人のパーティーのみ
ご相談に来てくださったこと。
(私はすっかり忘れてしまっていましたが;笑)
数ヶ月経った頃、
決まっていた会場をキャンセルしても
ご親族の披露宴も一緒にお願いしたいと
お電話くださったこと。
それがあって、お二人の大切なご家族の皆さんにも
お会いできて想い出を共有できたこと。
ここに綴るには全く足りないくらい、
感謝の気持ちでいっぱいです。
愛くるしくて、人懐っこくて、
可愛い弟と妹のようなお二人。
ご結婚式は終えてしまったけれど、
これから何年経ってもずっとずっと
ご縁が続くことを楽しみにしています。
ずっとずっとお幸せに♡
HAVE A WONDERFUL MARRIED LIFE !!
–
春の京都で。
Posted on 2021/05/31 by ideafeves
まだ空気は冷たい3月。
空は真っ青で、この日を迎えられたことを
世界中でお祝いしてくれているような、
そんな1日のスタートでした。
少し離れた広島から、お便りをくれた2年前の冬。
お会いするまでに何度も何度も電話でお話をして、
神戸まで会いにきてくださったお二人。
はじめましての日、私のスケジュールの都合で
たった2時間、それも駅前の喫茶店。
その2時間の記憶が今も鮮明に残っていて、
あまり多くを語らないけれど、
質問の一つ一つにとても丁寧に言葉を
選んでお話ししてくれる新郎大介さん。
笑顔がとっても可愛くて、
物腰が柔らかくて、
お話ししてくれるその言葉ひとつひとつに
相手への思いやりがとても感じられる、
人柄が全て滲み出ている、新婦由香さん。
そして、とってもユーモアもあって、
穏やかな印象とは異なり、
パワフルな女性。
あの時、私を見つけてくださったこと、
お二人の大切な結婚式のパートナーとして
選んでくださったことを、
今改めて感謝し、心から嬉しく思っています。
お二人の地元、広島で出会ったお二人。
同い年のお二人がまだ出会っていなかった
学生時代、それぞれが京都で過ごし、
沢山の思い出の詰まった土地で、
今度は二人の想い出を、
大切な人たちと共につくりたい。
そんな想いで選んだ春の京都での結婚式。
本当は、昨年の4月に迎えていたはずの日。
結婚式直前まで準備を進めてやっと来月、
と迎えようとしていた時、
悩みながらもお越しいただくゲストのことを
最優先にと約1年の延期を決めたこと。
沢山の葛藤があったはずなのに、
それでも前向きに、
延びた分できることも増えた気がすると
準備を頑張っていたこの1年。
迎えた当日は言うまでもなく、
本当にお二人らしい、
のんびりとした空気が流れる
心地の良い温かい一日でした。
朝日がとても気持ち良かった、
早朝のお支度時間。
ご挨拶を念入りに復習しながら。
結局この後、涙いっぱい溢れながら
その時感じた言葉で沢山お話し
されていたことが由香さんらしくて、
そして私も涙堪えるのに必死でした。
挙式は、ゆかさんが大学生の頃から
「いつかそんな時がきたら。」と
憧れていたという、下鴨神社にて。
お支度が完了し、出発です。
私は会場の設営にて、
ここでお見送り。
写真のデータが届き、
結婚式の模様を改めて拝見して、
とても素敵で、
幸せそうな二人の笑顔が沢山写っていて、
嬉しかったです。
私も生で見たかったけれど、
戻ってこられた時満面の笑みで
手を振ってくれたあれだけで十分。
結婚式のテーマは
「京都、瀬戸内、山陰」
を繋ぐもの。
それぞれが瀬戸内で生まれ育ち、
学生時代を京都で過ごし、
そして新しい二人の生活を
山陰 島根県でスタートさせているお二人。
その3つの都市、
お二人のゆかりある土地。
それぞれの場所で出会った人や、
大切なものをゲストに紹介したり、
知ってもらうこと。
そして、披露宴という堅苦しいものではなく、
お二人の自宅に集まって、
お食事を楽しんでもらうような
そんな気持ちで来て欲しい。
そんな想いから、
お二人の装いもウェディングドレスではなく、
お気に入りのワンピース姿で。
少しレトロ感漂う素敵なドレスと、
この京都のモダンな町屋の
雰囲気がとってもよく似合っていました。
ご親族代表挨拶をされた、
新婦由香さんのお父様。
由香さんのご挨拶の時から
涙を流し、
お父様の番になると
堪えていた涙が溢れ出して、
そんな様子を見ていた
姪っ子さんが、
「おじーちゃん頑張れ!」
と、背中をトントンしに来てくれて、
とっても温かい時間が流れていました。
親にとって、子供が結婚するということ。
それは想像する何倍も大きな出来事で、
いろんな想いを胸に、
ご両親もこの日を迎えられたことと思います。
準備期間中、由香さんが
「父と母が、私たちだけでも参加するから
結婚式していいよ。と背中を押してくれた」
と、話してくれていました。
昨年延期を決めてから1年、
期待していたほど安全な世の中にまでは
回復していなかったこと。
どのように結婚式を開催するか、
ゲストは来てくれるかな?
みんなどれ位心配しているかな?
どれ位の対策が必要かな。
本当なら、二人がやりたい結婚式に向けて、
想い描く楽しいこと、
したいことだけを想像しながら過ごす準備期間。
今結婚式を迎えるすべての方々が、
同じ想いで過ごしていると思います。
そして例外ではなくお二人も。
そして、ご両親もまた、
いろんな想いを抱えて
この日を迎えられたということ。
そんなことが垣間見られる、
沢山の瞬間があったお二人の
この結婚式。
とてもとても素敵な
春の訪れを感じる一日でした。
改めて、結婚式をすることの大切さ、
結婚式の素晴らしさを感じさせてもらったこの日。
お二人に出会えたこと、
知り合えたことを心から幸せに思います。
結婚式が終えてから数日経って、
段ボールいっぱいに山陰の食べ物と
お手紙を送ってきてくれました。
その段ボールの中に、
愛がいっぱい詰まっていて、
大好きです!と、私も大声でお伝えしたい♡
やっとやっと、
落ち着いて新しい生活がスタートできたことと思います。
きっとお二人の暮らしの中では、
日々の大きな変化はないだろうと想像しています。
毎日毎日穏やかに過ごしながら、
そして少しずつ変わっていく
大介さんと由香さんの二人の家族での生活が、
これからも楽しみです!
落ち着いて、ゆっくり会える日が早くきますように。
再会できる日を心から楽しみにしています。
いつまでもいつまでもお幸せに!
IDEA FEVES
菅田 貴子
–
愛溢れる1日 - Le lien –
Posted on 2020/03/10 by ideafeves
お二人のことを綴るには
たくさん思い出があり過ぎて、
何から書こうか悩みながら
はじめてお会いした日のことを
思い出しています。
小さなウェディングサロンに
はじめてご相談に来てくださった日。
片隅に置いていた私のお気に入りの
ディフューザーを「これ僕も好きです。」
と、新郎Yoshihisaさん。
そのとっても些細な出来事に、
なんだか運命のようなものを感じた
瞬間でした(笑)
そして、その隣には、
笑顔がとってもキュートで、
全身から素敵な女性オーラが漂っている
それはそれは可愛い新婦Norikoさん。
時々ふとした瞬間に、
運命のようなものを(私が勝手に)
感じるご新郎ご新婦がいます。
そんなに大袈裟なものではないけれど、
初めましての日なのに、
ずっと前から知っていたような、
ご一緒させていただくことが
当たり前のような、
スーッと自然に出会ったような
そんな感じがすることがあります。
お二人とのはじめましての時も
今思えばそうだったように、
思い出します。
それから約1年。
毎月毎月、お二人とのお打合せが
いつも楽しみで、私にとっての
癒しの時間でもありました。
どれだけ話に盛り上がっていても、
釣りのことしか考えていない(←失礼な私。笑)
Yoshihisaさんが「ハイっ(終わり!)」と、
早く帰ろう帰ろうと促して、
もっと話したかったのにー!と、
いつもNorikoさんと最後は笑いながら、
打ち合わせが終えていたことも
とても楽しく、いい思い出です。
ウェディングドレスショップで
スタイリストをされている新婦Norikoさん。
職種は違えど、私と同じように
結婚式を創っていく側の方。
そんなNorikoさんとお仕事の話をすると、
いつもとても楽しそうにキラキラした瞳で
お客さまのことや、同僚の方々のお話を
してくれたこと。
ドレスを扱われるお仕事は、
とても華やかでキラキラしている分、
実はとっても力仕事で、大変なお仕事だと
知っているからこそ、
そのお仕事が大好きだと仰られることが、
それもまた私はとっても嬉しくて、
同じように「ウェディング」に魅了されている
同志のような気持ちでもあったように思います。
Norikoさんに結婚式のドレスを
担当してもらえる花嫁さんは
本当に幸せだなぁと、
心底思います。
この笑顔に何度も何度も癒され、
打ち合わせでお会いする度に、
私が元気をもらっていました。
立場が逆ですね。笑
とても仲の良い二人。
それぞれに個性があって、
好みも違うようでとても似ていて、
会えばいつもお互いのダメ出しを
笑いながら話してくれていたけれど、
そこにはたっぷりの愛情が溢れていて、
大きな絆が心底感じられるふたり。
結婚式の朝。
まだ誰もいない海で、遊ぶふたり。
これから始まる1日が、
あんなにも素晴らしい1日になるなんて、
この時は想像できていたかな。
お打ち合わせ期間、
お二人から何度となくお伺いしていた
ご家族のこと。ご友人のこと。
沢山のゲストの方のお話を聞かせてくれて、
常にゲストの方々のことを思い浮かべながら
準備を進められてきたご結婚式。
そんなお二人だからこその、愛が溢れる1日。
今でもあの熱気を鮮明に思い出します。
人への敬意とか、思い遣りが
きっと誰よりも備わっている
Yoshihisaさん。
誰よりも人を愛し、家族を愛し、
周りにいるすべての方をとても大切に
されている人。
それは決して押し付けがましくなく、
実際テキトーなことばかり仰っていた
ことの方が多くて(笑)
一瞬騙されそうになるけれど、
1度2度とお会いする回を重ねるごとに、
その熱く温かい人柄を感じさせられました。
きっと面と向かってそれを伝えると
恥ずかしがってごまかされる気がしますが。笑
二人が出会い、
お互いを運命の相手に選ばれたことが
とてもとても自然なことなんだろうと、
そう思うふたり。
装飾のお打ち合わせの時に、
これがしたいと持ってこられた
イメージ写真。
それは、恥ずかしくも私自身の
結婚式の写真でした。
プリントアウトして持ってきて
下さった中に映る自分に、
その瞬間は恥ずかしさの方が大きくて
「ちょっと辞めてー!」といいながら
笑い合っていましたが、
私にとってもとても思い入れのある
装飾を再現したいと言ってくれたこと。
それまでも何度となく、
私の言葉や想いの一つ一つに
共感してくれて、喜んでくれていた
お二人だったからこそ、
またこの時も嬉しさはひとしおでした。
迎えた当日、
ゲストをお迎えする最初のお部屋、
ウェルカムスペースにドドーンと飾られた
そのオブジェは、とても迫力があって、
開放感たっぷりの天井の高いその空間に
とても調和されていました。
待合のお時間、とても楽しそうに過ごされて
いたゲストの皆様がとっても印象的で、
両家ご家族、ご親族、皆さま本当に仲が良くて、
更には会社関係の方、ご友人の皆さんも
それぞれのご家族とも一緒になって
会話を楽しみ、朝一番からずっと
賑やかだったこと。
すべての方が、
お二人の結婚式を心底楽しみに、
お祝いに集まられていることが、
ひしひしと感じられる1日の始まりでした。
遡る事、結婚式から1ヶ月ほど前、
お二人の結婚証明書となる
大切なその品に、
文字を描いて欲しい。
と、言われました。
とても素敵なその瓦でできたプレートは、
お二人が吟味して吟味して選び、
大切なものだったことも知っていた私は、
アーティストでもなんでもない私は、
なんて恐れ多いと、一度はお断りを。
(ごめんなさい。笑)
けれど、どんな文字でも良いからと、
私の文字が好きだからと言って下さって、
打ち合わせのラストの日、
三人でキャーキャー言いながら
書かせてもらったことを思い出します。
寝ても覚めても釣りのことばかり。
打ち合わせの際、会話の半分くらいは
「今日の釣り」話をしていたようにも
思うほど。(言い過ぎですが.笑)
そんな二人のウェディングケーキ。
ウェディングトッパーしかり、
ファーストバイトは、
釣り具を使っての鯛焼きバイト。
想像以上に、うまく成功!
賑やかな賑やかな
ご披露宴でした。
家族愛、友情、
これほどないという位の、
幸せと感動が詰まった
結婚式のお見本のような
お二人のウェディング。
Le Lien
と名付けれたお二人の結婚
これまで生きてきた人生の中で出逢った全ての人、
この場に集まった人もそうでない人も、
数えきれない出会いと繋がりが
二人の人生を彩って今がある。
その思いを大切に、
感謝とこれからの人生、
すべての想いを込めて。
お二人の結婚式に欠かすことのできなかった
大切な大切な暖簾。
播州織をされているYoshihisaさんのお父様が長い期間をかけて、
お二人のために織って下さったもの。
結婚式の準備期間、
何度となくそれぞれのご家族のお話を
聞かせていただきました。
結婚式は決して二人だけのものではなく、
その日を迎えることをどれだけの人が
楽しみにしているだろう。
ご両親にとってはどんな思いでその日を
迎えられるだろう。いつも考えます。
また、新郎新婦のお二人も、
これまでの人生の中で
結婚式準備をしている時ほど、
ご両親のこと、ご家族のこと、
周りの方のことを改めて考える時は
少ないのではないかと、つくづく思います。
中でも、沢山のお話を伺っていたお父様。
当日お会いしたお父様は、
想像通り優しく素敵な方で、
私の手をギュッとと握って何度も涙を流されて、
息子さんのこの晴れの日を喜んでいらっしゃった事。
私もその度に堪えきれず、
何度涙がこぼれ落ちたかわかりません。
( 涙でボロボロになりました。苦笑 )
親の愛情は計り知れないなと、本当に想います。
そんなお父様の思いの詰まった暖簾に、
結婚式前日、筆を入れさせて頂きました。
おふたりが、最後のお願いにと、
私に書いて欲しいと言って下さった事。
書き手でもない私が上手に書けるわけもなく、
だけどまた同じように、
どんな文字でも私が書くことに
意味があるからと言って下さった事。
もう、二人からの溢れるほどの愛を
いただいた気分でした。笑
本当に本当に光栄でした。
お二人にとって大切な人生の
門出となる1日のお手伝いを
させていただけた事。
何より、Yoshihisaさん、Norikoさんという
人に出逢えたことを本当に
幸せに思います。
結婚式から気づけばもう10ヶ月が経ちました。
昨日のことのようにも思い出せる1日は、
もう10年も前のことのようにさえ感じます。
そのくらい、長い月日を
一緒に過ごさせてもらっている気分。
あれからものすごいスピードで、
当時勤められていたアパレルの会社を
退職されて、独立し、ご自身のお店を
オープンされたYoshihisaさん。
その背中を押して、いつも笑顔で支えるNorikoさん。
本当に素敵なご夫婦です。
こんな風に、素敵な出逢いがあるから、
ウェディングプランナーという仕事を
いつまで経っても辞められない。笑
お二人の大切な大切な1日を
ご一緒できたこと。
信頼して下さって、沢山たくさん
任せて下さったこと。
私だけでなく、すべてのスタッフに
心からの信頼をおいてくださること。
数えきれないほどの「ありがとう」を
下さったこと。
この場をお借りして、
私からその何倍もの「ありがとう」を、
感謝を、お返ししたいと思います。
今ではチームIDEA FEVESに
入りたいとさえ言ってくれるふたり^^。
こちらは大歓迎、いつでもお迎えする
準備万端でお待ちしております!笑
3年後も5年後も10年後も、
何年経っても今と変わらず、
あの素晴らしい1日を振り返ったりしながら、
ずっとずっとご縁が続くことを
これからも楽しみにしています。
いつまでもお幸せに!!!
IDEA FEVES
菅田 貴子
///
桜の咲く頃に。二人の2度目の結婚式。
Posted on 2020/03/05 by ideafeves
気づけば、またしばらく冬眠して
しまっていたウェディングレポート。
間も無くやってくる桜の季節。
昨年は例年以上に、
長い期間お花見を楽しめたことを
思い出します。
遡ること1年半前。
きっと誰もが思い出す、一昨年の9月。
関西を直撃したあの例年にない台風の影響で、
完全に交通網がストップするという異例の事態に、
泣く泣く結婚式を「延期する」ことを決めたお二人。
結婚式3日前、
期待を込めて会場に荷物搬入をし、
新郎ニコさんと新婦マオさんと3人で、
しばらくの時間、小さなスマホの画面で
天気予報を見ていたように思います。
あの時、私はなんて無力なんだろうと、
そう感じる他ありませんでした。
遠くフランスから既に来日されている
新郎ニコさんのご家族やご友人。
それを思うとその決断は、
想像を超えるものだったと思います。
けれど、全てのゲストのことを思うと
そうすることが最善だと考え、
決められたこと。
目の前で、一生懸命涙を堪えて
「延期します」と仰ったあの姿は
今でも忘れることができません。
自分のことより、人のこと。
言葉で聞かなくても、いつもそう
感じられるほど、言葉の一つ一つに
他人への気遣いや敬意、愛を感じられる
新婦マオさん。
あの目の前でやりとりされた
お二人の無言のプレッシャーは、
当人たちにしかわからないと、
今になっても思うのです。
私は今でも思い出すあの日。
けれど、きっとお二人にとって思い出すのは、
その日でもなく、迎えるはずだった
1回目の結婚式の1日でもなく、
あのびっくりするほど晴れ渡った
最高に心地の良い、それはそれは
春らしい陽気な素敵な素敵な1日
なのではないかと思います。
延期を決めた3日後、
「次は桜の咲く頃に」と
ご連絡を下さったこと。
吹っ切れた清々しい気持ちが
電話越しにもわかるような、
とても前向きな言葉と声。
出会ったその日に感じた素敵な人柄は、
それからお会いするたびにますます実感し続け、
温かく思い遣りに溢れるその素晴らしい心は、
きっとどんな時も変わることがないのだろうと
心底感じさせてもらいました。
そして迎えた当日が、
想像と期待を超える晴天に恵まれ、
何よりもお二人の思い描いていた
ガーデンパーティー日和になったことを、
嬉しく幸せを噛みしめた1日でした。
日本とフランス。
それぞれ異なる国で育ったお二人。
言葉も違えば、文化も違う。
そして、もちろん考え方も違う。
そんな二人が出会い、恋に落ちて、
結婚を決めるということ。
それは、同じ国籍同士の人とひとが
結婚することと何が違うのだろう?
と、私は思うのです。
このお二人に限っては特にそう思います。
きっと日本で出会っていなくても、
必ずどこかで出逢い、結ばれていたように、
そう感じます。
何もかも異なるお二人。
けれどきっとお互いが
他の誰かではなく、
世界にたった一人、
理解し合う存在だったのでは
ないかなと思うのです。
新婦マオさんお一人で、
はじめてご相談に来てくださった日に、
いろんなお話を聞かせてくださったことを
思い出します。
私がご新郎はどんな方ですか?
と聞くと、「クレイジー!」と即答された
ことを昨日のように思い出します。笑
そして好きなところもまた、
「クレイジーなところ。笑」
と仰ったことも。
あの時は、そのエピソードがとても
微笑ましくて、それがどれほどのものなのか、
その「クレイジー」がどれだけ本物なのかを
目の当たりにする日が来るとは正直思って
いませんでした。
今では私も、新郎ニコさんのことを
「クレイジーな方」だと
言ってしまうかもしれません。
(注)もちろん、愛を込めて!笑
リベンジの結婚式当日から
2週間前。
「菅田さん、今度は新郎不在の
結婚式になるかもしれない。
ニコが日本に戻ってこれない
かもしれません。苦笑」
と、マオさんから届いたお電話。
あの時は、それが本当に
なってしまうのではないかと
思った程でした。
それも、
“パスポートがボロボロで
出国できない。”
という、なんて可愛い理由。
そう今は思えるけれど、
あの時はどれだけヒヤヒヤしたか、
そして当の本人はきっと、
そんなに深刻でもなさそうだなと。
あぁ、真のクレイジーだと心から感じた日。
(何度も言いますが、悪口ではありません。笑)
迎えた結婚式当日、
この日だったからこそ
参加することができたという
ご友人の姿もあり、
そこに集まった沢山のゲストの方々と、
終始楽しく過ごされる
お二人の姿を見ることができたことを、
とてもとても嬉しく、
それはまたいつもの結婚式とは
少し違う感動をしたことを
思い出します。
神戸の海を臨める洋館が、
そこはフランスのどこか
郊外にでも来たかのうような
そんな空気と景色に包まれて
いました。
大きな大きな心を持つマオさん。
当初、結婚式までの期間はたった4ヶ月と
限られた時間でスタートした
お二人との結婚式準備。
その期間、何度となくお打ち合わせに
足を運んで下さって、アメリカに住むニコさんと
ビデオ通話しながらお打ち合わせをしたことを
とても懐かしく思い出します。
ふたりで沢山沢山、
いろいろなお話をしました。
マオさんという女性を知るには、
4ヶ月という期間は十分でした。
思いがけず、その時間が長くなり、
まだこの素敵な人と共に過ごす時間を
与えてもらえたんだとさえ思えた、
私にとっては贈り物のような時間を
一緒に過ごさせてもらいました。
お二人のご結婚式に携われたこと、
出逢えたことをとても幸せに
心から嬉しく思います。
これから先、
きっと日本を離れ、
遠くどこかの国にいらっしゃっても、
何年経ってもお会いできると思いながら、
このご縁を大切に、またお会いできる日を
いつも楽しみにしています。
Vous heureux pour toujours !