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レストランウェディング 関西 芦屋 | 2014.06.07Hideo&Takako

この結婚式のテーマとなったのは、
「しあわせな ふくろう」という1冊の絵本。

あらすじ:古い石の壁の中に、ふくろうの夫婦が住んでいました。二羽のふくろうは、来る年も来る年も、とても幸せにくらしていました。一方、すぐ近くの百姓家に飼われている鳥たちは、年がら年中ケンカをしています。ある日、くじゃくがふくろうの夫婦を見て思いました。「どうしてあの二人はケンカをしないのだろう?もしかするとあの連中は、しあわせなのかもしれないぞ?」そこで鳥たちはふくろう夫婦の所へ行って、夫婦が静かに仲良く暮らしている訳を尋ねました。質問を聞いたふくろうは目をまるくしましたが、こんな話を始めました。「春が来るのをながめていると、本当に嬉しくなってきます。」「蝶々は、花から花へひらひらと舞い歩いて、金色のひまわりからみつを集めます。いよいよ素晴らしい夏が来たのです」「深い森の中の、静かな木陰にとまります。そうしていると幸せで、安らかな気持ちでいっぱいです。」このふくろう夫婦は自然の変化に美しさを感じ、まわりの花や木、昆虫たちの動きにしっかりと目を凝らして、その様子に心から感動しているようです。そんなふくろうの生活を聞いた鳥たちは「なんてまあ、ばかばかしい!」「そんなことで幸せになれるはずがあるもんか!」と言い放ちます。そして鳥たちは、ふくろう夫婦を見習うことなく、みせびらかしたり、食べたり、飲んだり、ケンカしたりする生活へと戻っていきます。

幸福というのはどこか遠くではなく、身近なところにあるもの。人は自身の幸せには気づきにくいもの。

とてもおふたりらしい、ウェディングテーマであり、結婚式でした。この場に立ち会えたことを心から幸せに感じます。いつまでも今のまま、穏やかでほっこりあたたかいおふたりでいて欲しい。ここにいた誰もがそう思ったに違いありません。