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直島2日目。
Posted on 2013/07/08 by ideafeves
家プロジェクトとは、
直島・本村地区において展開する
アートプロジェクト。
現在も生活が営まれる地域で、点在していた
空き家などを改修し、人が住んでいた頃の
時間と記憶を織り込みながら、
空間そのものが作品化されています。
宮島達男による「角屋」(1998年)に始まった
このプロジェクトは現在、
「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」
「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が
公開されています。
「自然とアート」から「人」に焦点を当て、
生活圏の中で展開していくこのプロジェクトは、
日々変化していく有機的なプロジェクトへと
成長し続けています。
*Benesse Artsite Naoshima のホームページより抜粋
この家プロジェクトは、チケットを購入して
自由に見学することが出来るのですが、今回は
ベネッセハウスに宿泊した人だけが説明付きで案内
してもらえるという、朝ツアーに参加してみました。
どんなモノでも深く知って「見る」のと、
ただただ「見る」のとでは、感じ方が全く違います。
とても良かった。
家プロジェクトとは別に、
安藤忠雄さんの建築についてなどなどが、
展示されているANDO MUSEUMも。
お昼まで家プロジェクトをゆっくり楽しみ、
続いては、島内のあちこちに設置されている
屋外作品に会いに。
草間弥生さんの2つのかぼちゃが代表的ですが、
それ以外にも沢山の作家さんの作品が、
あらゆる場所に展示されています。
好き嫌い、好みはありますが、
私はこのような「作品」に出逢えることが
とても幸せです。
かぼちゃの島で、かぼちゃスカートを履いてみたら
・・私もオブジェになってしまいました。笑
さておき。
今回初めて訪れたのが『 LEE UFAN MUSEUM 』。
この写真では伝えきれませんが、
とてもとても素晴らしかったです。
周囲の自然や建築と響き合う " リ ウファン " の
作品との対話の場は、日常の喧噪を離れ、
静かに物事を考える時間を与えてくれます。
直島の島内の中でも、自然豊かな谷間に建てられた
この美術館は、本当に静かで、なんだか別世界に
いるような気分になりました。
何かを見つけるきっかけになるような場所。
そんな空間と作品と出逢えました。
地中美術館が大大大好きだった私は、
またひとつ、比べられないくらい好きな場所が
出来たような気がします。
直島は今でも平均的に高齢者の方が住む島。
そして、普通に日常を過ごされている地元の
おじいさん、おばあさんが住んでいます。
家プロジェクトのツアーで説明をして下さった
スタッフの方が仰っていたのですが、
この直島のアートプロジェクトを始めた数年前は、
「何をしようとしているのかよくわからない」と、
地元の方々は口々に仰っていたとのこと。
それはそうと、直島へ訪れる観光客も1年を
通して数える程だったと。
それが今では、多い時には1日に何百人という人が
訪れる「楽園」になったということです。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島・直島は、
私にとっては日本で一番好きな場所。
BENESSE = よく生きる
人間は誰もが幸せになりたいと考えているけれど、
都会に住む人々は、ものや情報や娯楽は溢れる程
あるにもかかわらず、なぜ孤独で幸せな気持ちに
なれないのか?瀬戸内海の風景に触れていると、
その想いが日ごとに強くなりました。
それは「いい地域に居ないから」ではないか。
いいコミュニティに居なければなかなか幸せには
なれないのではないか。ではいいコミュニティとは
いったいどのようなものなのか?
それは、「お年寄りが笑顔で居られる地域」と
考えている。
と、ベネッセホールディングスの会長が
ある本でお話されていました。
その他にも素晴らしいお話が記述されていました。
その中には、ウェディングに置き換えても大切だと
思えることも沢山ありました。
ウェディングパーティー(結婚式)を創り上げる
ことと、この直島というアートの島を創り上げる
プロジェクトでは比べ物にならない規模ですが、
大切にしなければならないことは同じ。
私は、またひとつ目標を見つけたような気がします。
見つけたというか、再確認をしたというのか。
大好きな場所に行くと、必ず何かを発見できる。
私にとっての癒しと学びの場。
直島は最高です!
たくさん、ありました★
ベネッセアートサイト直島
http://www.benesse-artsite.jp
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