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先日、専門学校の新入生に向けて、
特別講義をさせていただく機会がありました。

私は人前でお話することが大の苦手なので、
これまでずっと避けて通ってきたこと。
これまでも何度かお話を頂いていましたが、
ずっとお断りしてきて、それなのに今回は
ふと、これからウェディングを学ぼうと
されている若い方々に、
少しでもウェディングプランナーの楽しさや、
ウェディングの素晴らしさを、
お伝えしたいと感じるようになりました。

私も大人になったのかもしれません(笑)

何をお話しようかと考える中で、
これまでの自分自身のことを、
深く思い返すことができました。

気づけば、ウェディングプランナーになり、
今年で18年。

その分、歳をとったということなので、
あんまり言いたくない数字ですが(笑)、
お話をずっと聞いて下さっていた先生が、
帰り際に呟くように、

「18年、、、すごいなぁ。。。」

と言ってくださり、私もなんだか、
ジーンと心に深く響きました。
これまでそんなに深く感じたことは
なかったのですが、18年もの間、
好きなことをこうしてし続けてこられて
いるということが、どんなに幸せなことか、
また、それだけ頑張ってきたのかな。と、
少しだけ自分を褒めてあげたい気分にも
なりました。

この18年間に携わらせて頂いた
結婚式は数知れずで、改めて、
このウェディングプランナーという
仕事に出会えたことを幸せに思います。

新入生に混じり、
少しだけ2年生の学生さんも
参加されていました。
その中の一人の生徒さんから、
こんな質問がありました。

「就職活動をする中で、どこへ行っても、
“ウェディングプランナーは厳しい仕事で、
体力がある人が向いているということや、
プライベートは捨てる覚悟ができるか?”
ということを聞かれますが、
菅田さんはどう思われますか?」と。

私は、その面接されている方々を、
本当に残念に、そしてその方々をも
可哀想に感じました。

これが今のウェディング業界の現状で
あることは私も知っています。
だけど、本来、本当に楽しくて、
本当に素晴らしく素敵な仕事だと、
ずっとずっと心から思っている私としては、
その質問している方々が、そう感じることが
できていないからなんだと思うのです。

そして、未来ある若い方々に、
楽しさを教えてあげられている会社が
今どのくらいあるのだろうか?と、
本当に悲しく思っています。

私は、厳しくも、
とても幸せな仕事だと教わりました。

厳しかったのは事実です。
だけれど、耐えられるか?という
ことを聞かれたことや、教えられたことは
決してありませんでした。

この幸せな仕事をすること、
このやりがいのある仕事をする上で、
学ぶこと、知識を増やすこと、
努力することを辛いと思うか、
楽しいと思うか。
それを苦と思うか、必要と思うか。
それは人それぞれで、
私は後者であってほしいと思います。

そして、それを伝えられる人が
増えるといいなと、
心から願うばかりです。

私の経験やお話が、
皆さんにとって少しでも
期待と希望が膨らんだものに
なっていれば幸いです。

そして、私と同じように、
心から幸せだと感じられるお仕事を、
見つけられたらいいなと願っています。



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